アレルギーゼロの住まいをめざす

健康住宅デザイン情報局

健康住宅、シックハウスや環境病の情報など。たまにプライベートの近況も。”アレルギーゼロの住まいをめざす<健康住宅デザイン工房>” https://www.kenkoujyutaku-dk.com/

IMG_1314


先日、久しぶりに健康重視でなく、一般のリフォームをさせて頂きました。

お客様が売却ご希望で、古くなった設備や内装のリフォームです。

マンションですが、景色がすごく良い所だったので、

間取りを少し変えて、リビングに外部の景色を取り込む
プランにしました。

だいぶ明るくなり風も通るようになり、とても気持ちの良いお家になりました。

南港になりますが、駅からも近くお買い得だと思います。






before
IMG_1144
IMG_1136
IMG_6354







after
IMG_1241
IMG_1344


IMG_1421

IMG_1310
IMG_1340
IMG_1374
IMG_1379
IMG_1418

最近、空気質を測定して欲しいというお問合せが非常に多くなっています。
この暑さのせいで、家の中の建材が揮発するのでしょう。
例年になく、お困りの方が多いようです。
最近では、女性だけでなく男性も増えてきました。

「とりあえず、家の中に入れないのでなんとかならないか。。。
 空気質を測って欲しい

というのが多いですね。

測定するにも測定できうる全ての物質を測ると25万くらい
かかってしまいます。
お客様にとってはかなりのご負担ですので、とりあえず私がまずお家を
見させてもらって、測る必要がある物質を探るようにしています。
ホルムアルデヒドだけでしたら私個人で簡易測定を機械を使って
できるので、まず測定してあたりをつけます。
場合によっては、原因が目視でわかる場合もあります。

それでも、これといって原因がよくわからない場合で、
お客様がその場所に「住み続けたい、原因物質を特定したい」
という希望があれば、全て測定される事をおすすめしています。

しかし、賃貸で借りた家や不動産や管理会社との交渉の為の測定ですと、
厚生労働省が指針値を出している13物質とT-VOCのみをお勧めする
場合が多いです。



この前は、今までに見たこともないくらいのホルムアルデヒドが出ました。
いったいどんな事をすればこんなに出るのかと思うくらいです。
そういう場所に伺った時は、その時も目やのどが痛かったりで苦しいですが、
後が大変です。しばらく体調がもどりません。

・・年々増えてくるこの状況は今後いったいどうなるのか、心配です。

IMG_7509



この度、マンションのリフォームを行う事になりましたが、排気システムについて
少し気になった事がありましたので書きたいと思います。


<< ダンパー連動型の排気システムを採用している場合、
            施工の際・住まわれる際に注意が必要です >>



今回、築30年程の古いマンションですが、換気システムがダンパー連動型です。


各戸の排気が共用のパイプスペース(PS)に運ばれ、排気された空気が
そのPSに一時保管されます。
そして、一日のうち何度か屋上にある排気口が開き、PS内の空気が排出されます。

各戸の排気は、共用のパイプスペースに送る時にその入口付近にダンパーが
ついていて、室内の換気扇を回した時だけ開きます。
そうしないと、他の各戸の排気したたまった空気がPSから室内側に侵入して
しまうからです。また、換気扇を回していない時にダンパーが開いていると、
全体の排気を屋上の排気口から出す時、部屋内が負圧になりドアなどが
開かなかったり支障が出るようです。

しかし、リフォームの際に、ダンパー連動の事を知らないでダンパー部分を
とってしまったり、随時開いている状態にしてしまう場合があるそうです。
気を付けなければなりません。

また、24時間換気などにリフォームする場合は、(切)にしてもダンパーは
開いたままになる場合があるらしく、慎重な対応が必要です。
古いシステムですので、今の電気屋さんなどは知らない方も多く、後で
問題が出る事があるそうです。




それと、注意しなくてはいけないのは、年数がたつとキッチンから
つながっている排気のダンパーが油でべとべとになり動かなくなります。
その結果、共用の排気した空気が部屋内に侵入し健康に影響を及ぼす危険があります。

以前のお客様で、部屋内に揮発性化学物質が浸入してきてお困りになっていた方がいました。
まさにこの場合も、この現象だったようです。

皆さん、くれぐれもお気を付け下さい


3Fの倉庫代わりに使ってる小屋裏部屋を、リフォームで寝室に
致しました。


<AFTER>
IMG_4120


実は去年の台風で屋根が飛び、小屋裏は水浸しになりました。
しばらく工事ができる状態でなかったので、放置さざるを得ない
状況が続きました。

<BEFORE>
IMG_3919



やはりしばらくたつと、一度水の入った天井や壁はカビだらけです。

IMG_3932


IMG_3935


一度水が入ると ↑ のようになりますので、台風で雨漏れした場合は
一度点検された方がいいですね。カビはどんどん広がりますし、
しばらくすると体調に影響を及ぼします。



今回アは、アルコール除去してから断熱材を替え、壁と床をやり直しました。
断熱材はパーフェクトバリアを使用しています。

IMG_3981
IMG_3982
IMG_3990
IMG_4039
IMG_4045
IMG_4108
IMG_4110

ちなみに床は無垢材です。
断熱材を結構厚めに入れました。また、電磁波対策にもなるように、
アルミシートを壁全面に貼っているので、
これもまた断熱効果が大きく非常に快適な空間になりました。


去年工事致しました、和室リフォーム。
IMG_0509

お客様が以前から体調が悪いとの事で調査した結果、、、、
和室をクローゼット替わりにしていた為、
部屋に充満している樟脳や防虫剤が原因だとわかりました。
壁を下地から解体しましたが、作業していて気が付いたのは、
壁の中の木材にニオイがしみついているという事です。
という事は、暖房などをした時や、換気栓を回した時など、
事あるごとに壁から有害物質が出ていたという事です。
恐ろしい事です。

壁は漆喰で左官仕上げを行い、床は防虫剤がしみついた畳をやめ、
天然乾燥の無垢材フローリング、下地材を使い仕上げました。

特にここはマンションですので、規約の中にある床の遮音等級を
確保するのに苦労しました。
健康仕様の遮音マットを使いましたが、多少ニオイもありますので、
ビニールーシートで活性炭シートで防ぎました。

結果、無垢材の木のニオイはありますが、樟脳や防虫剤の嫌な
ニオイは完全にとる事が出来ました。

<BEFORE>
IMG_2632

<工事途中>
34589
IMG_3547
S__36773926
S__36773928
IMG_3645
IMG_3701



<AFTER>
IMG_0524
IMG_0539
IMG_0514


↑このページのトップヘ