アレルギーゼロの住まいをめざす

健康住宅デザイン情報局

健康住宅、シックハウスや環境病の情報など。たまにプライベートの近況も。”アレルギーゼロの住まいをめざす<健康住宅デザイン工房>” https://www.kenkoujyutaku-dk.com/

カテゴリ: 珪藻土

ある化学物質を吸着する塗料を実験しました。
これは、電磁波も防御するそうです。
備長炭水性塗料、中に炭が入っていて、塗料は水性アクリルを使っています。
とりあえず試してみました。



P1000475

蓋を開けてみましたが、思った程匂いはありませんでしたので、
私的には大丈夫でした。
とはいうものの、後で聞くとこれは1年くらいねかせている材料だ
そうです。

合板に塗ってみました。



P1000478

P1000485




二回塗りをした結果、特に強い匂いがなく大丈夫でした。
見た感じはマットでかなりいいですね。

化学物質の吸着についてはまた後日として、とりあえず本当に電磁波
を防御するか試してみました。

P1000492
P1000495

携帯電話と測定器の間に普通の合板を置いた場合と、炭塗料を塗った
合板を置いた場合で高周波のシールド率を比較しました。


結果は、、、、、、、、

ほぼ一緒。

残念ですが、高周波に関してはそれほどの効果は望めないようです。



健康住宅デザイン工房では基本お部屋の壁は塗り壁を考えています。

塗り壁の中には珪藻土や漆喰がありますが、今日は珪藻土について・・。

スクリーンショット (72)




珪藻土の良い効果。
断熱性 調湿性 不燃性 消臭性 保温性 吸音性  などなど。

では、なんでそんなに良い効果があるの?って事ですが、

珪藻土は、海底や湖底などに長い間堆積した化石化した泥土です。
ケイ酸質をおもな成分としており、木炭などの数千倍もの多孔質をもつ素材です。
だからこの細かい無数の穴によってあらゆる効果をもたらすのです。


やはりクロスよりも値段は高いです。3倍以上はするでしょう。
しかしそれでも費用対効果を考えると塗り壁の方がお得です。

メンテナンスに関しては、
傷がいった時や汚れた時は、正しい方法でお手入れをすれば
永い間効果も持続し、美しさも保ちます。
そうすれば、そのメンテナンスの手間以上の恩恵をうける事が出来ます。



ところで、実は珪藻土を選ぶ上で注意をしなければならない事が二つあります。




一つ目、これは化学物質に敏感に反応する人は特に注意が必要です。

 珪藻土の特徴としては、自らが固まる事ができません。
 その為に、何かつなぎに混ぜる必要があります。
 また、壁に接着させる為に下地塗剤も必要な場合があります。
 これが主に化学物質系の接着成分だと本末転倒になってしまいます。

 自らが化学物質を発散させてしまい、体調が悪くなる原因となります。

 なので、珪藻土の成分と下地剤をしっかりと吟味しなければなりません。


二つ目、実は珪藻土によっては有害物質かもしれない?

 1996年にIARC(国際がん研究機関)が発表した内容によると、
 結晶性シリカは
 「珪肺患者が肺がんを併発する可能性が高まっている」と発表しました。
 珪藻土を焼くと、何%かの結晶性シリカが発生します。
 この見解に重大さを感じた人々によって
 「結晶性シリカは人に対して発がん性の可能性がある」 と
 珪藻土は危険であるとの噂が広がったようです。



 国連のIARC(国際がん研究機関)では、シリカについてグループ4までのランク付けを
 以下のように示しました。

 ----------------------------------------------

 結晶性シリカ は <グループ1>で
 「発がん性あり」 
 
 非結晶性シリカ(amorphous silica) は<グループ3>で
 「人に対する発がん性を分類することができない」

 -----------------------------------------------

 ちなみに、
 <グループ1>は、アルコールや木工の粉塵、太陽光なども含まれます。
 <グループ3>は、コーヒーやお茶、印刷インクなどが含まれます。

 珪藻土は焼成すると結晶性シリカですが、もともとは非結晶性シリカです。
 メーカーによっては珪藻土を焼成するところと、しないところがあります。

 もともと生の珪藻土はベージュ色をしており、800℃程度で焼くとピンク色に代わり、
 1000℃になると白くなります。
 焼くことによって不純物がなくなり、施工ムラやアクもなくなる為、焼成する
 メーカーが多いようです。

 ですから、珪藻土を選ぶ時は多少ムラがあっても自然の風合いのある未焼成
 の商品を選ぶ必要があります。

 それでもグループ3でありますから、「少しでも疑われるならやらない方が無難」 
 だと思われる方は性能効果は落ちますが漆喰など別のものがいいでしょう。

 ちなみに
 「ドイツでは環境について非常に敏感な為、
 珪藻土の粒子形状がアスベストと似ている事から全面的に使用を禁止されている。」
 という噂がありましたが、どうもこれはデマのようです。

 日本建築仕上材工業会(ドイツでの珪藻土使用について)
 http://www.nsk-web.org/keisou/keisoudo1.html

 例 
 2012年12月 ドイツハンブルグオリバー様邸で、珪藻土漆喰メルシーライト施工。


 珪藻土は壁材だけでなく、ビールや顔料、その他あらゆるものの製造に使われ
 現在の世の中に出回っています。
 気にしていたらきりがないかもしれません。

 あとは、ご本人の判断で選ばれるのが良いと思われます。





当社としては、この注意点をふまえて厳選した珪藻土は
現時点では以下となります。

 ハイブリッド珪藻土 メルシーシリーズ  
 http://www.emmax.jp/mercy_top.html




<参考HP>

IARC(国際がん研究機関)発がん性リスク一覧https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7

日本珪藻土学会のホームページ
http://www.ecoqueen.com/faq1_4.pdf

国際珪藻土製造者協会http://www.diatomite.org/idpa/files/ccLibraryFiles/Filename/000000000043/Guide%20to%20Safe%20Handling%20Japanese%20(language)%20version.pdf

大槻ホームのブログ
http://genba.livedoor.biz/archives/30712732.html







 

↑このページのトップヘ